外 反 母 趾
外反母趾って？
外反母趾とは、足の親指が人差し指の方へと曲がって、関節（第１中足趾関節）が変形した症状のことです。
欧米などの、もともと靴を履く文化がある国では、外反母趾の症状は古くから報告されており、200年ほど前から治療の対象とされています。
日本でも、近年靴生活になったことや、女性が社会に出て働くことが多くなったことから、患者数は急増しつつあります。
医学的には、外反母趾角（HV角）が15度以上になった状態のことを言います。
外反母趾角（HV角）とは？
右図のように、親指の根元側面にある骨（第１中足骨）と親指の角度のことで、この角度が大きいほど重度の外反母趾と言えます。
欧米などの、もともと靴を履く文化がある国では、外反母趾の症状は古くから報告されており、200年ほど前から治療の対象とされています。
日本でも、近年靴生活になったことや、女性が社会に出て働くことが多くなったことから、患者数は急増しつつあります。
医学的には、外反母趾角（HV角）が15度以上になった状態のことを言います。
外反母趾角（HV角）とは？
右図のように、親指の根元側面にある骨（第１中足骨）と親指の角度のことで、この角度が大きいほど重度の外反母趾と言えます。
外反母趾になる原因
環境が原因
外反母趾の原因としてまず考えられるのは、靴です。特につま先が細い窮屈なハイヒールを履き続けている場合、年齢を重ねるにつれて、痛みを伴った足の変形が進みます。
その他、短期間で体重が増加した場合も、外反母趾の原因として挙げられることがあります。
その他、短期間で体重が増加した場合も、外反母趾の原因として挙げられることがあります。
足そのものに問題あり
統計上、外反母趾になりやすい足の形 （開張足・エジプト型など）があります。
また、スポーツをする機会の少ない人などは、靭帯や筋が緩んだり弱くなったりして、外反母趾の原因となることがあります。
その他、外傷やリウマチなどで変形する場合もあります。女性に圧倒的に多い外反母趾ですが、最近では女性ホルモンの関与も指摘されるようになっています。
また、スポーツをする機会の少ない人などは、靭帯や筋が緩んだり弱くなったりして、外反母趾の原因となることがあります。
その他、外傷やリウマチなどで変形する場合もあります。女性に圧倒的に多い外反母趾ですが、最近では女性ホルモンの関与も指摘されるようになっています。
あなたの足、どんな形？
足型は、「エジプト型」「ギリシャ型」「スクエア型」と言う3つの型に分かれます。足のつま先を見て、どの型になるか確認してみましょう。
足型は、「エジプト型」「ギリシャ型」「スクエア型」と言う3つの型に分かれます。足のつま先を見て、どの型になるか確認してみましょう。
足の親指が一番長く、小指にむけて短くなる形です。日本人の約70％がこのエジプト型と言われています。エジプト型は外反母趾になりやすい足型です。
人差し指が足の親指より長い形です。指が曲がりやすく、ハンマートゥになりやすい足型です。
親指から中指までがほぼ同じ長さで四角に近い形です。日本人では珍しい足型です。
外反母趾が男性よりも女性に多い理由
なぜ外反母趾は男性よりも女性に多いのでしょうか。
一般にはハイヒールのせいだと言われていますが、実はこれは正しい答えではありません。なぜなら、まだ一度もハイヒールなど履いたことの無い小中学生の女子にも外反母趾が多発しているという、歴然たる事実があるのです。
確かに、現代日本人は欧米人に負けず劣らず、長時間、靴を履き続けるようになりました。通勤時間を入れると、会社勤めのサラリーマンやOLは平均１０時間以上もの間、靴の中で足を圧迫し続けている勘定になります。特にファッション性を重視した、指先の窮屈な靴を我慢して履いている女性は、男性以上にその影響を受けることはまず間違いありません。
ただし、靴はあくまで二次的な要因に過ぎず、単に履物の変遷だけでなく、生活全体の洋風化、道路面や床面の変化など、足を取り巻くさまざまな環境が変化することによって、本来足がもっていた機能が徐々に衰えてゆき、その結果、足先が弱くなり、変形などの異常をもたらしているのです。
ですから、最近横行している「靴を替えれば、足の痛みも治る。」という誤った考えは捨て、靴を買い替えるより先に、弱くなった足に正しい処置をしていくことが先決です。
それに、ハイヒールばかりを悪者にして、見過ごしていることがもうひとつあります。
なぜ男性より女性の方が外反母趾が多いのか。
実はそのもうひとつの理由は、男性と女性の筋肉の違いにも潜んでいるのです。
一般的に、男性より女性の方が筋力が弱いのは周知の事実ですが、にもかかわらず、重力は、男性にも女性にも、同じだけかかります。そのため、男性に比べ、女性の方がその負担を受けやすく、体を支えるのに必要な親指の力に頼るより、ついつい楽な足の指の付け根に重心を集中させてしまい、次第に親指の力が衰えて、退化と共に外反してくるのです。
一般にはハイヒールのせいだと言われていますが、実はこれは正しい答えではありません。なぜなら、まだ一度もハイヒールなど履いたことの無い小中学生の女子にも外反母趾が多発しているという、歴然たる事実があるのです。
確かに、現代日本人は欧米人に負けず劣らず、長時間、靴を履き続けるようになりました。通勤時間を入れると、会社勤めのサラリーマンやOLは平均１０時間以上もの間、靴の中で足を圧迫し続けている勘定になります。特にファッション性を重視した、指先の窮屈な靴を我慢して履いている女性は、男性以上にその影響を受けることはまず間違いありません。
ただし、靴はあくまで二次的な要因に過ぎず、単に履物の変遷だけでなく、生活全体の洋風化、道路面や床面の変化など、足を取り巻くさまざまな環境が変化することによって、本来足がもっていた機能が徐々に衰えてゆき、その結果、足先が弱くなり、変形などの異常をもたらしているのです。
ですから、最近横行している「靴を替えれば、足の痛みも治る。」という誤った考えは捨て、靴を買い替えるより先に、弱くなった足に正しい処置をしていくことが先決です。
それに、ハイヒールばかりを悪者にして、見過ごしていることがもうひとつあります。
なぜ男性より女性の方が外反母趾が多いのか。
実はそのもうひとつの理由は、男性と女性の筋肉の違いにも潜んでいるのです。
一般的に、男性より女性の方が筋力が弱いのは周知の事実ですが、にもかかわらず、重力は、男性にも女性にも、同じだけかかります。そのため、男性に比べ、女性の方がその負担を受けやすく、体を支えるのに必要な親指の力に頼るより、ついつい楽な足の指の付け根に重心を集中させてしまい、次第に親指の力が衰えて、退化と共に外反してくるのです。
外反母趾には5つの種類がある！！
一口に外反母趾と言っても５種類のパターンとそれに伴う５種類の形があります。
詳しく見るとその病態はそれぞれはっきりと異なり、生活環境や歩き方の癖、その人の先天的（骨格的）特徴、あるいは病的要素などによって個人差が出てくるのです。
外反母趾はこの５種類に分類していかないと本当のことが分からないばかりか、良い治療効果をあげることができません。
自分が外反母趾と気付いたら、最初にどのパターンにあてはまるか照らし合わせて下さい。
詳しく見るとその病態はそれぞれはっきりと異なり、生活環境や歩き方の癖、その人の先天的（骨格的）特徴、あるいは病的要素などによって個人差が出てくるのです。
外反母趾はこの５種類に分類していかないと本当のことが分からないばかりか、良い治療効果をあげることができません。
自分が外反母趾と気付いたら、最初にどのパターンにあてはまるか照らし合わせて下さい。
外反母趾の5種類のパターン
① 靭帯性外反母趾
足先の横幅（横アーチ）を支えている横中足靭帯（中足関節）が伸びたり、緩んでしまい親指が小指側に曲がる。
② 仮骨性外反母趾
親指の付け根の骨だけが異常に出っ張り、曲がったように
見えるもの。
見えるもの。
③ 混合性外反母趾
靭帯性外反母趾と仮骨性外反母趾が合併したもの。
④ ハンマートゥ性外反母趾
生まれつき指がハンマーのように縮こまっていたり、上を向きすぎていたりする要素がある人に起こりやすいもの。
⑤ 病変性外反母趾
病的要素（リュウマチ、へバーデン結節）や事故、ケガが加わり著しい変形や脱臼を伴っているもの。
施術について
当院の施術
当院オリジナルテーピングで、手術をせずに改善する効果的な施術法 を行なっています。
個人差はありますが、平均1ケ月前後で100％痛みは治り、形も6ケ月続けると平均で30％ほど改善しています。
個人差はありますが、平均1ケ月前後で100％痛みは治り、形も6ケ月続けると平均で30％ほど改善しています。
さらに効果を上げるために「テーピングと専用サポーターとの併用」を勧めています。
エクササイズ
外反母趾になると、親指の内側にある筋肉が固まったり縮まったりしているために、その外側にある筋肉が衰えていきます。
内側の筋肉をストレッチでほぐすとともに、外側の筋力をアップさせることが大切です。
内側の筋肉をストレッチでほぐすとともに、外側の筋力をアップさせることが大切です。
一般によく知られる運動療法です。両足の親指にゴムや紐をかけて、親指を外側に引っ張ります。
タオルを足元において、指の力だけでタオルを端から手繰り寄せる運動です。
※外反母趾の角度（HV角）がきつい方は、はじめる前に一度ご相談ください。
※外反母趾の角度（HV角）がきつい方は、はじめる前に一度ご相談ください。
よくあるご質問
テーピングをした状態でお風呂に入れますか？
はい、入っていただけます。テープをしたその日はなるべく濡らさないように心掛けてください。
その後も、濡らさないのがテープの耐久性を考えても理想的ではあります。患者様各々、なるべく濡らさないように色々な工夫をされているようです。
その後も、濡らさないのがテープの耐久性を考えても理想的ではあります。患者様各々、なるべく濡らさないように色々な工夫をされているようです。
テーピングをした状態で靴を履いて帰れますか？
はい、履いて帰っていただけます。
治療頻度は？
週２回の治療が理想です。最低、週１回の治療をお勧めしています。
福岡-鶴田整骨院：スタッフ募集：①柔道整復師 ②研修希望学生
